
最近、ヤマダ電機のテレビCMでFUNAIってどうなんだ?

聞いたことないメーカーだけど、めっちゃ安いし気になるわよね。

FUNAI(フナイ)は日本のメーカーで社歴も60年くらいある老舗の会社なんだよ。
2017年の6月からヤマダ電機とコラボして、日本でも急速にシェアを伸ばしているんだ。
じゃあ、今日は
- FUNAI(フナイ)はどんなメーカーか?
- FUNAI(フナイ)の評判や口コミ
- FUNAI(フナイ)の良いところ、悪いところ
- どんな人におすすめなのか?
- おすすめ機種
についてまとめてみよう。
FUNAI(フナイ)のテレビを徹底調査:
どないやねん??
FUNAI(フナイ)はどんなメーカーか?
FUNAI(フナイ):企業規模、売上規模、技術力は?
FUNAI(フナイ)の企業情報
FUNAI(フナイ)を作っているのは大阪に本社がある船井電機株式会社です。設立が1961年だからなんと、60年近くも歴史がある会社です。
ちなみに
ソニーの設立が1946年
パナソニックの設立が1935年
シャープの設立が1935年
東芝の設立が1875年
なので、歴史が古い会社です(意外!)
主にテレビやビデオなどを製造・販売している会社です。OEMといって、テレビの中の部品や基盤を製造し、相手先のブランドに提供している事業も行っています。FUNAI(フナイ)の部品を採用したメーカーには三菱や東芝などあり、まさに一流メーカーの心臓部を製造するなど技術力が高い会社と言えるでしょう。
あと、最も特筆すべきなのが、FUNAI(フナイ)は激安テレビの走りであること。特に競争が激しい北米の液晶テレビ市場ではSamsung、VIZIO、LGについで4位(2016年実績)であり、日本企業の中で最も高いです。その他にも、アジアやヨーロッパ市場でも販売台数を伸ばしています。
つまり、FUNAI(フナイ)は今や「世界のFUNAI(フナイ)」なのです。
出展:FUNAI公式サイト グローバルネットワーク
FUNAI(フナイ)の売上規模は?
船井電機株式会社 FUNAI(フナイ) | ソニー株式会社 BRAVIA(ブラビア) | パナソニック株式会社 VIERA(ビエラ) | シャープ株式会社 AQUOS(アクオス) | 株式会社東芝 REGZA(レグザ) | |
設立 | 1961年 (昭和36年) | 1946年 (昭和21年) | 1935年 (昭和10年) | 1935年 (昭和10年) | 1875年 (明治8年) |
住所 | 大阪 | 東京 | 大阪 | 大阪 | 東京 |
連結売上高 (2017年度連結売上) | 約1338億円 | 約8兆5440億円 | 約7兆9822億円 | 約2兆4272億円 | 約3兆9476億円 |
資本金 (2018年3月末現在) | 約3130億 | 約8,657億円 | 約2,587億円 | 約50億円 | 約2000億円 |
社員数 (2018年3月末現在) | 2,324名 | 117,300名 | 274,143名 | 51,737名 | 141,256名 |
主な製品 | 液晶テレビ 有機ELテレビ ブルーレーレコーダー プリンター インクカートリッジ | 携帯電話 ゲーム機 ソフトウェア テレビ・AV機器 オーディオ 半導体 映画コンテンツ 音楽 金融 | テレビ・AV機器 生活家電 リチウムイオン電池 システムキッチン 証明 住宅・まちづくり | 携帯電話 生活家電 POSレジ IOT製品 テレビ・AV機器 | 電力関連 ビル・オフィス関連 産業用ロボット 物流システム 半導体 情報・通信関連 テレビ・家電 |
※各メーカーサイトより抜粋
国内でテレビを販売している主要主要メーカーの企業情報を並べてみました。
比較する企業が、売上で「兆」を超える大手の企業のため、あんまり参考にならなかったかもしれません…
FUNAI(フナイ)の技術力は?
FUNAI(フナイ)は、東芝や三菱のテレビやブルーレイレコーダーに採用されている基盤などをつくっています。一流メーカーにOEM提供もしているので、技術力は高いと言えるでしょう。
これは僕が調査したときにヤマダ電機の店員から聞いたのですが、一部の東芝のブルーレイレコーダーには、FUNAI(フナイ)基盤・チップを使っているそうです。ですから、FUNAI(フナイ)のブルーレイレコーダーも東芝と同じように「全録画」の機能がついているそうです。東芝という一流メーカーの肝となる部品(基盤、チップ)に、FUNAI(フナイ)の製品が採用されているわけですから、技術力は高いと言えます。
エンゼルス 大谷翔平の公式スポンサーに
FUNAI(フナイ)は日本市場でシェアを取るため「本気」で乗り出してきています。ヤマダ電機とのコラボレーションをはじめ、日本での知名度を上げるために、広告宣伝にも多額の費用を投資しています。
話題になったのが、2018年2月のプレスリリースです。人気沸騰の大谷翔平選手が所属するエンゼルスとパートナーシップ契約を結び、広告を出すことになったのです。しかも、この契約が、FUNAI(フナイ)独占というから驚きです。
メジャーリーグは日本選手の活躍によって、日本人が見る機会が非常に増えました。WOWOWOやNHKの衛星放送などでも簡単にみれるようになったので、ますます日本人にFUNAI(フナイ)のロゴがアピールされていくことでしょう。
FUNAI(フナイ):ヤマダ電機で独占販売。その実績は?
ヤマダ電機の独占販売。その販売実績は?
主に北米で高いシェアを誇っていたFUNAI(フナイ)は、2016年日本に市場に再び挑戦してきました。
そして、その販売パートナーに選んだのが家電量販店の売上規模第一位のヤマダ電機です。しかもヤマダ電機以外では販売しないという「独占契約」を結んだのです。
FUNAI(フナイ)は海外でも、小売業界ナンバーワンのウォルマートと提携してシェアを伸ばしていおり、このような小売店とのコラボレーションが得意としています。
FUNAI(フナイ)とヤマダ電機が協力してテレビを販売したのが2017年6月ですから、執筆時の2018年11月で1年ちょっと経ちます。業績は思った以上に好調で売上も伸びています。今の所、ヤマダ電気もFUNAI(フナイ)もお互いがWIN-WINの関係で良好です。
参考記事:船井電機、4Kテレビ・49型が15万円切りバカ売れ・・・ヤマダ独占販売でシェア20%も
ところで、発売当初のヤマダ電機の「FUNAI(フナイ)推し」は異常でした。テレビCMもさることながら、他のメーカーよりも長い5年、7年の長期保証を無料でつけるなど、かなり力を入れています。
オンラインショップのヤマダウェブコムではFUNAI(フナイ)のブランド専用サイトも作り、店員も徹底してFUNAI(フナイ)を勧めてきます。【ヤマダ電機、独占販売】を徹底的にPRして、力をいれているのがわかります。
世界で活躍するFUNAI(フナイ)と日本で一番大きな家電量販店のヤマダ電機がタッグを組んで、どこまでシェアを伸ばせるか注目です。
FUNAI(フナイ)はどこで買えるのか?
さて、そんなFUNAI(フナイ)の液晶テレビですが、どこで買えるかをまとめておきましょう。
執筆時で調査したところ、下記での購入が確認できました。
FUNAI(フナイ)のテレビが購入できるところ
ヤマダ電機の店舗
ヤマダウェブコム
Yahooショッピング
ベスト電機
今の所、楽天やアマゾンでは販売していませんが、Yahooショッピングでは販売していました。またベスト電機はヤマダ電機の傘下にはいったため、ベスト電器でもFUNAI(フナイ)のテレビは購入することが出来ます。
FUNAI(フナイ)のテレビ 品質、保証、評価・口コミは?
さて、ここまではFUNAI(フナイ)の企業情報です。肝心の液晶テレビ、有機テレビの品質や口コミなどはどうなのでしょう?
品質、保証は?
品質・故障・口コミは?
ネットの口コミをまとめると、だいたいこんな感じです。
◯肯定的な評価・口コミ
他のメーカーと比べて安い。お買い得
長期保証が良い。
☓否定的な評価・口コミ
故障が多い。映らない。WEBアプリが開けない。
画質が汚い。
ヤマダ電機の店員にゴリ押しされて買って後悔した。
と、「安い」けど「不満も多い」という傾向がわかります。
ここは、管理人の独断ですが。FUNAI(フナイ)のテレビを買うなら、大手メーカーと比較して、画質が悪いことや、アフターフォローが悪いことは覚悟するべきです。ある程度「この価格だから、いいや」という割り切りは必要です。
特に、43インチ以上のテレビで「画質がキレイ」なテレビを検討している人は、FUNAI(フナイ)を買うのは要注意。画質の違いがはっきりわかるレベルです。象徴的なネットの口コミを掲載しておきます。
2018/05/02
43インチを購入しましたが、ストレスのかたまりみたいなテレビですね。
地デジがあまりにも、きたなすぎる!
4kならキレイに映る、、、と言っても処理しきれずにボカシ入ったみたいに映る箇所が時々でるし( ̄▽ ̄;)
故障かと思ってサービスに来てもらって確認してもらったら『正常です』って言われるし。
購入して3日で、なぜか電源が入らない。なんてトラブルもありました。
これはコンセント差し直しで復旧しましたが、これについてもサービスは『機械物なんで、そういったこともあります。』と回答。
10年前のAQUOSも持ってますが、素人目に見ても断然10年前のAQUOSの方がキレイです。
今回は値段とヤマダ電機の販売員を信用して購入しましたが、ものすごく後悔してます。
わたし個人の感想ですが、ちょっと安いけど値段なりの商品。というより、この商品に何万円も出す価値がないって思いました。
※価格.com 『フナイ』のクチコミ掲示板
ただ、一方で、あまり画質の差が体感しにくい32インチ以下のテレビを買う人や、「画質はそこそこでも、安くて大きいテレビが買いたい」という方、画質が悪くても、「全録画」などの機能を安く手に入れたいという方にもおすすめです。
ともかく安いですし、長期保証もつくので、割り切った使い方をするならFUNAI(フナイ)はおすすめです。
また、FUNAI(フナイ)の評判が良いところしては
フナイのテレビ →安い、4Kも安い。多機能(全録、録画、アプリ充実)、映像モード、壁掛け
フナイのBD →安い、多機能(全録)
メーカー →長期保証、リモコン買いやすい
などがありました。
長期保証:ヤマダ電機とコラボにより実現。他社を圧倒。
また、故障が多少多かったとしても、安心なのがヤマダ電機とコラボにより実現した、長期保証です。
メーカー保証 3年間 +ヤマダ2年間 →合計5年保証 もしくは
メーカー保証 3年間 +ヤマダ5年間 →合計7年保証 という
他メーカーにはない、長期保証が選べます。
これなら、多少故障が多く、壊れてしまったとしても安心です。
結論:FUNAI(フナイ)のテレビ はどんな人におすすめか?
では、管理人の独断による、まとめと結論です。
おすすめな人
・画質よりも価格(安さ)を重視する人
・リビングではなく、寝室などの2台目のテレビを検討している人
・故障があっても、保証してくれるなら良いや という人
・32インチ以下で、安いテレビを検討している人
・画質が悪くても、ともかく大きくて安いテレビが欲しい人
・画質が悪くても、全録
買わない方が良い人
・テレビは画質にこだわりたいという人
・リビングで格好良いテレビを買いたいという人
・保証が合ったとしても、故障が多いのは嫌だという人
・43インチ以上で高画質のテレビを検討している人
FUNAI(フナイ)は、と入っても日本のメーカーで実力のある会社です。
ソニーや東芝などの一流企業と比べると、それは画質が若干落ちるところもありますが、その分価格が安く、保証に力を言えれています。
なので、「この安さなら、この画質でも良いや」というある程度割り切った気持ちで購入するのが良いでしょう。
FUNAI(フナイ)のテレビ おすすめ機種 2018年モデル
では最後にお待ちかね、2018年のおすすめ機種をまとめてみました。
2010シリーズ HDD内蔵型(500GB)
500GB(地デジを約60時間録画可能)を内蔵したモデルです。
外付けハードディスクを付けなくても、そのまま録画できるのが便利です。寝室など、ごちゃごちゃものを置きたくないところや、一人暮らしの学生さんで、ちょこっと録画できれば良いという方にはおすすめです。
サイズは3つです。
40型(FL-40H2010)
32型(FL-32H2010)
24型(FL-24H2010)
1010シリーズ HDDなし
逆に、ハードディスクは無くていいから安いほうが良いという方は、1010シリーズがおすすめです。内臓のハードディスクが無い分、安くなっています。
サイズは3つです。
40型(FL-40H1010)
32型(FL-32H1010)
24型(FL-24H1010)
番外 ブルーレイレコーダー
実は、テレビよりもブルーレイレコーダーのほうがおすすめなんじゃないか?と思うくらい多機能です・
特に6番組同時録画が出来る、FBR-HX3000、FBR-HX2000は、パナソニックや東芝の同レベルの機種と比べると激安です。
6番組同時録画 ブルーレイレコーダー
番外 4Kチューナー
2018年12月から始まる、BC/110度CSの4K放送を見たいという方は、4Kチューナーも必要になります。FUNAI(フナイ)の4Kチューナーは外付けHDDをつけることができ、4K放送の録画も出来るようになります。
また、実はAndroidTVやGoogleアシスタントも搭載されており、手持ちのテレビでAbemaTVやNetflixなども見れるようになります。
ひょっとしたらChromecastやFireTVなどを買うよりもお得かも?
FUNAI(フナイ) 4Kチューナー

FUNAI(ふない)は日本よりも、世界ではすでに有名なメーカーなのね。

FUNAI(フナイ)の技術力はあなどれないな。北米で液晶テレビの取った次は、なんと電気自動車業界にも参入するらしいぞ。ますます成長している企業だな。
ということで、FUNAI(フナイ)が技術力が高く、ぽっとでの激安テレビメーカーではないことがおわかりいただけたかと思います。
価格も、ソニー、パナソニックのような一流メーカーと比べると3~5割程度安いし、基本的にヤマダ電機にしか売っておらず、ヤマダ電機の長期保証もうけられるので、「映像がそこそこでいいから、とにかく安いテレビが欲しい」という方にはちょうどよいかもしれません。
2018年のラインナップからは、ついに有機ELも発売してきました。ますます目が話せないメーカーですね(^^)